本プログラムは、HTMLファイルの金額表示を検索し、消費税や消費税込みの金額に
変換するツールです。
平成16年4月から、消費者に対する「値札」や「広告」などにおいて価格を表示する場合
には、消費税相当額(含む地方消費税相当額。)を含んだ支払総額の表示を義務付け
る「総額表示方式」がスタートします。インターネットのホームページも例外ではありません。
インターネットショップのホームページの商品価格の切り替えを一つづつ消費税を計算
しながら、エディタ等で編集する作業は、慣れている方でも非常に面倒な作業です。
本ツールは自動的に金額部分を検索し消費税計算を行い、指定した金額表示に変換す
ることができます。
また、初心者からベテランまで作業がしやすいように以下の方法で変換作業ができます。
・フォルダ内の全ファイル自動変換
・フォルダ内の指定ファイル自動変換
・ファイルの画面を見ながらの自動変換
・ファイルの画面を見ながらの手動変換
・コマンドによる自動変換(バッチ処理用)
ホームページの変更作業が大幅に軽減されることでしょう。
本プログラムの実行には、Microsoft
Internet Explorer 5.5以上が必要です。
ご使用のOSがWindowsNTの場合、SP6以上のインストールが必要です。
Microsoft Windows95では動作確認されておりません。
設定によっては金額ではない数値を金額として変換することもありますので、変換した
結果は必ずお客様のご希望の通りに正しく変換されているか十分にご確認ください。
また、変換した結果に再度変換を行なうと消費税金額を金額とみなして変換する可能性
がありますのでご注意ください。

-
<HTMLファイル(S)>にHTMLファイルのフルパス名を入力します。
-
<保存先フォルダ(K)>で変換したHTMLファイルを保存するフォルダを選択します。
-
<変換(C)>で指定ファイルの金額を変換します。
<表示>を使用しての基本的な使用方法

[メニュー]
[ファイル(F)]
[変換設定ファイルの読込(P)]
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・・・
|
設定内容を設定ファイルから読み込みます。
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[変換設定ファイルの保存(S)]
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・・・
|
設定内容を設定ファイルに保存します。
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[変換元の選択(O)]
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・・・
|
変換元ファイルまたはフォルダを選択します。
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[保存先フォルダを選択(K)]
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・・・
|
保存先フォルダを選択します。
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[保存先フォルダを開く(E)]
|
・・・
|
保存先フォルダを開きます。
|
[ファイルリストの更新(R)]
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・・・
|
ファイルリストを再読込し更新を行います。
|
[変換(C)]
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・・・
|
ファイルの変換を実行します。
|
[表示(D)]
|
・・・
|
選択ファイルで[ブラウザ表示]画面を開きます。
|
[終了(X)]
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・・・
|
プログラムを終了します。
|
[ツール(T)]
[ヘルプ(H)]
[ヘルプ(H)]
|
・・・
|
このヘルプ画面を開きます。
|
[バージョン情報(V)]
|
・・・
|
バージョン情報画面を開きます。
|
[ファイル]
指定した1ファイルを変換する場合に選択します。

<HTMLファイル(S)>
HTMLファイルを選択します。
※テキストボックスにファイルをドラッグ&ドロップで指定できます。
<保存先フォルダ(K)>
保存先のフォルダを選択します。
選択したフォルダのパスはボタンの下に表示されます。
※フォルダをドラッグ&ドロップで指定できます。
<保存先フォルダを開く(E)>
変換したファイルを保存するフォルダをエクスプローラで開きます。
<変換(C)>
入力したHTMLファイルの変換を実行します。
<表示(D)>
入力したHTMLファイルを[ブラウザ表示]で開きます。
[フォルダ]
指定フォルダ内の複数ファイルを一度に変換する場合に使用します。

<変換元フォルダ(O)>
変換元のファイルを含むフォルダを選択します。
選択したフォルダのパスはボタンの下側に表示されます。
選択したフォルダに含まれる変換対象ファイルはファイルリストに表示されます。
※フォルダをドラッグ&ドロップで指定できます。
<保存先フォルダ(K)>
変換したファイルを保存するフォルダを選択します。
選択したフォルダのパスはボタンの下側に表示されます。
※フォルダをドラッグ&ドロップで指定できます。
<保存先フォルダを開く(E)>
変換したファイルを保存するフォルダをエクスプローラで開きます。
[ファイル(L)]
変換対象となるHTMLファイルを一覧表示します。
右側のチェックをONにしたファイルのみ変換されます。
<リストの更新(R)>
変換対象のファイルリストを再読込し、更新します。
<変換(C)>
表示しているファイルリストの変換を実行します。
<表示(D)>
選択しているファイルを[ブラウザ表示]で開きます。

[ファイル(F)]
[保存(W)] ・・・
変更したファイルを保存フォルダに保存します。
[閉じる(X)]・・・[ブラウザ表示]画面を閉じます。
[ツール(T)]
[オプション(O)] ・・・
[オプション]画面を開きます。
<前の対象金額>
前方向に変換対象文字列を検索しブラウザ表示の場合は、オプションで指定しているフォントで表示します。テキスト表示の場合は変換対象文字列を選択状態にします。
・下の画面はブラウザ表示で変換対象文字列が'\29,800'の例です。

・下の画面はソーステキスト表示で変換対象文字列が'\29,800'の例です。

<次の対象金額>
後方向に変換対象文字列を検索しブラウザ表示の場合は、オプションで指定しているフォントで表示します。テキスト表示の場合は変換対象文字列を選択状態にします。
<確認変換>
変換対象文字列の変換内容を表示する[金額変換]を開きます。
[金額変換]

<OK>
変換後の金額に入力した内容に変更し、次の対象金額を検索します。
<キャンセル(C)>
金額の変更を行いません。
・金額の変換例
税抜き\29,800を税込み金額\31,290に変換した例です。
※消費税率を5%で計算した時の例です。

・[金額変換]で<OK>を押して確定します。

・上の画面は選択していた\29,800が\31,290に変換された画面です。
<変換>
変換対象金額を変換し、次の対象金額を検索します。
※[金額変換]画面は開きません。
<保存>
保存フォルダに変換したファイルを保存します。
<フォルダ参照>
保存フォルダの選択画面を開きます。
<ソーステキスト表示>
表示している内容のHTMLのソースをテキストで表示します。

<変換対象>
ソーステキストを表示している状態で、現在選択している範囲を変換対象として変換後の文字列を再表示します。
<ブラウザ表示>
表示している内容をブラウザ画面で表示します。
[全般]

[既存のファイルの上書き確認を行う(U)]
ONの場合
同一ファイルが存在する場合は、上書き確認を行います。
※コマンドラインでの実行時は上書き確認は行いません。
OFFの場合
同一ファイルが存在する場合は上書きされます。
[元のファイルと変換後のファイルが同一の場合はバックアップを作成する(B)]
ONの場合
変換元のファイルをバックアップ用フォルダにバックアップします。
OFFの場合
バックアップは行いません。
[バックアップフォルダ名]
バックアップを行うフォルダ名を入力します。
※変換元フォルダの階層下にバックアップフォルダを作成します。
[変換を行うファイルの拡張子(E)]
変換を行うファイルの拡張子を指定します。
複数指定時は、カンマ(,)句切で設定します。
[変換ログ]
[テキスト形式]
テキスト形式の変換ログを作成します。
ファイルの拡張子はlogになります。
[CVS形式]
CSV形式の変換ログを作成します。
ファイルの拡張子はcsvになります。
[ログファイルまたはログフォルダ名]
テキストボックスにログファイルまたはログフォルダのフルパス名を入力します。
※ログファイルはメイン画面で<変換>ボタンで変換が行われた場合のみ書き込まれます。
<参照>
変換ログファイルまたはログフォルダを選択します。
選択した内容はテキストボックスに表示されます。
[1ファイルごとにログファイルを作成する]
ONの場合
テキストボックスのフォルダに変換元ファイル名のログファイルを作成します。
OFFの場合
テキストボックスのファイルにログを作成します。
<ログフォルダを開く>
ログファイルのフォルダをエクスプローラで開きます。
[変換対象設定]

[金額判定]
[すべての数字を金額として変換する]
数字部分を金額とみなします。
[\,円マーク付きの数字を金額として変換する]
\の後の数字、円の前の数字を金額とみなします。
[変換対象金額の表示設定]
<フォント>
[フォントの設定]画面を開きます。

[変換数値位置に自動移動する]
ONの場合
ブラウザ表示状態で変換対象金額の行が先頭行になるように表示します。
OFFの場合
変換対象金額の位置に行の移動を行いません。
[0円は変換しない(Z)]
ONの場合
変換対象金額が0円の場合は変換対象外にします。
OFFの場合
変換対象金額が0円になる場合も変換対象にします。
[語尾にアルファベットが付く場合は変換しない(A)]
ONの場合
数字の語尾にアルファベットが付く場合は変換対象外にします。
OFFの場合
数字の語尾にアルファベットが付く場合でも変換対象にします。
[日付対象('/','-',':','.')は変換しない(T)]
ONの場合
'/','-',':','.'が数字の間に存在する場合は日付として変換対象外にします。
OFFの場合
日付対象処理を行いません。
[マイナス記号(-)を金額に含める(M)]
ONの場合
変換対象金額の前にマイナス記号がつく場合は、マイナス金額として処理します。
OFFの場合
変換対象金額の前にマイナス記号がつく場合でもマイナス金額として処理しません。
[語尾に指定文字が付く場合は変換しない(E)]
ONの場合
リストの含まれる語尾がある場合は変換対象にしません。
OFFの場合
語尾の指定文字確認を行いません。
<追加(I)>
語尾リストに文字を追加します。
[語尾の追加]

<OK>
追加文字を語尾リストに追加し、前の画面に戻ります。
<キャンセル(C)>
語尾リストに追加せずに前の画面に戻ります。
<削除(D)>
語尾リストから選択文字を削除します。
<初期状態に戻す(R)>
語尾リストの内容を初期状態に戻します。
[変換結果設定]

[金額の後に文字のみを追加(A)]
金額の後に入力文字列を追加します。
[税込み額のみを表示(O)]
[金額のみを表示 [例:105円]]
元の金額が税抜き金額の100円の場合は、105円になります。(税率5%の場合)
[金額の後に文字を追加 [例:105円(税込み)]]
元の金額が税抜き金額100円の場合は、105円の後に入力文字列を追加します。
[本体価格、税額を表示(D)]
[税込価格(本体価格) [例:105円(本体価格100円)]]
税込価格と本体価格を表示します。
[税込価格(税額) [例:105円(うち税5円)]]
税込価格と税額を表示します。
[税込価格(本体価格、税額) [例:105円(本体価格100円、税5円)]]
税込価格と本体価格、税額を表示します。
[本体価格(税込価格) [例:100円(税込み105円)]]
本体価格と税込価格を表示します。
[変換対象設定]

[変換前の金額(S)]
元の金額が「税抜き価格」か「税込み価格」を指定します。
[桁、小数点句切(D)]
元の金額表示の桁、小数点指定を3種類の中から選択します。
・「桁句切 ,(カンマ) / 小数点 .(ピリオド)」
桁句切がカンマで小数点がピリオドの場合に選択します。
・「桁句切 .(ピリオド) / 小数点 ,(カンマ)」
桁句切がピリオドで小数点がカンマの場合に選択します。
・「句切文字指定」
桁句切、小数点文字を指定します。
[桁句切文字]
桁句切文字を入力します。
[小数点文字]
小数点文字を入力します。
[括弧種類(P)]
括弧の種類を選択します。
[消費税率(T)]
消費税率を入力します。(5=5%)
[消費税端数計算(F)]
消費税の小数第一位の計算処理を選択します。
[コマンド実行]

[変換元指定]
[指定ファイルを変換(F)]
メイン画面の<HTMLファイル(S)>で入力したファイルを変換します。
[指定フォルダ内のファイルを変換(D)]
メイン画面の<変換元フォルダ(O)>で指定したフォルダ内のファイルを変換します。
[変換対象ファイル]
[変換設定ファイル保存時にファイルリストに表示されているファイル名のみ変換]
変換設定ファイルで指定しているファイルが変換対象になります。
[フォルダ内のファイルすべて変換]
変換元フォルダに格納されているファイルが対象になります。
<OK>
変更内容を保存し前の画面に戻ります。
<キャンセル(C)>
変更内容を保存せずに前の画面に戻ります。
[変換設定ファイルの保存・読込]
変換設定ファイルは、変換元のファイルリストや保存先フォルダ及びオプション設定の情報を記述したファイルです。
変換設定ファイルを使用することにより、複数フォルダのファイルの変換や指定フォルダ内の特定ファイルのみの変換などの作業を効率よく行うことができます。
[変換設定ファイルの保存]
-
変換元フォルダやファイル、保存先フォルダ、オプション設定などを設定します。
-
[ファイル(F)]-[変換設定ファイルの保存(S)...]を選択し、[変換設定ファイルの保存]画面を開きます。
-
保存場所を選択し、変換設定ファイル名を入力します。
-
<保存(S)>ボタンを押し、変換設定ファイルを保存します。
[変換設定ファイルの読込]
-
[ファイル(F)]-[変換設定ファイルの読込(P)]を選択し、[変換設定ファイルの読込]画面を開きます。
-
読み込みを行う変換設定ファイルを選択します。
-
<開く(O)>ボタンを押し、変換設定ファイルを読み込みます。
[コマンドプロンプトからの実行]
本製品は、コマンドプロンプトから実行することができます。
バッチファイルなどを作成することにより、作業の自動化を図ることができます。
[構文]
TaxChange.EXE "変換設定ファイル名"
変換設定ファイル名
本プログラムの機能で作成可能な変換設定ファイルのフルパス名を記述します。
[構文 例]
プログラムをインストールしたフォルダが"C:\Program
Files\消費税変換ツール"、変換設定ファイルが"C:\ExchangeList.HCF"の場合の例です。
C:\Program Files\消費税変換ツール\TaxChange.EXE
"C:\ExchangeList.HCF"
※コマンドプロンプトによる実行を行うには、変換設定ファイルを事前に作成する必要があります。
Q1.変換されない金額がありますが、どうしたら良いのでしょうか?
A.金額の数字、\マーク、円の間にタグがある場合は、1つの金額になりません。
また金額はアラビア数字0〜9の文字に対応しています。(漢字金額は変換できません。)
変換できない例1:<FONT size=-1>50</FONT><FONT size=-1>,000円</FONT>
変換できない例2:<FONT
size=-1>5万円</FONT>
変換できない例2:<FONT
size=-1>五千円</FONT>
変換できる例:<FONT size=-1>50,000円</FONT>
Q2.ブラウザ表示で検索用のボタン<前の対象金額>、<次の対象金額>を押しても選択して欲しい数字が選択されません。
A.
オプションの設定を変更することで選択ができるようになります。
-
[メイン画面]-[ツール]-[オプション]を選択し、[オプション]画面を開きます。
※[ブラウザ表示]-[ツール]-[オプション]を選択してもかまいません。
-
[変換対象設定]タブを選択します。
-
[金額判定]の[すべての数字を金額として変換する]を選択します。
-
次に、[0円は変換しない(Z)]、[語尾にアルファベットが付く場合は変換しない(A)]、[日付対象('/','-',':','.')は変換しない(T)]、[語尾に指定文字が付く場合は変換しない(E)]のチェックを、すべて外します。

-
<OK>ボタンを押し、[オプション]画面を閉じます。
Q3.ブラウザ表示で<前の対象金額>、<次の対象金額>ボタンを押して前後の金額を選択したのですが、何処にあるのかがわかりずらいです。どうしたら良いでしょうか?
A. オプション設定を変更することで改善される場合があります。
-
[メイン画面]-[ツール]-[オプション]を選択し、[オプション]画面を開きます。
※[ブラウザ表示]-[ツール]-[オプション]を選択してもかまいません。
-
[変換対象設定]タブを選択します。
-
[変換対象金額の表示設定]の<フォント>ボタンを押します。
[フォントの設定]で、わかりやすいフォントを設定します。
-
[変換対象金額の表示設定]の[変換数値位置に自動移動する]にチェックを付けます。
※検索結果が先頭になるように表示されます。
-
<OK>ボタンを押し、[オプション]画面を閉じます。

ご購入したレジストリキーを入力して、<登録>をクリックしてください。
<キャンセル>をクリックすると制限がありますが、試用状態でご利用できます。
購入先によってはライセンスキーという名前で送信されることもあります。
CD-ROMを直接ご購入されたお客様はCD-ROM内に登録キー.TXTというファイルに記述されております。
レジストリキーの登録がされていない試用状態では下に示す制限が付きます。
・消費税率は3%固定で計算します。
・ソーステキスト表示での変更はできません。
・[金額変換]で変更後の金額を変更しても反映されません。
メールで nsd@nsgd.co.jp
にご連絡ください。
日本システム開発株式会社
〒761-8057 香川県高松市田村町968-1
TEL:087-869-7377 FAX:087-869-7380
URL: http://www.nsgd.co.jp/nsd/
E-Mail: nsd@nsgd.co.jp
この文章に記載されている会社名、商品名は各社の登録商標または商標です。
http://www.nsgd.co.jp/nsd/をご参照ください。
使用上で生じたいかなる損害についても、たとえそれがこのプログラムに起因すること が明らかである場合でも作者は一切責任を負いません。ご自身の責任の範囲でご使用ください。
お客様の希望の機能の拡張、変更、追加はメール( nsd@nsgd.co.jp
)でご連絡ください。
次期バージョンに組み込めるように研究開発します。
[HTML消費税変換ツール]は日本システム開発株式会社に著作権、所有権があります。
[HTML消費税変換ツール]をそのまま販売、公開することはご遠慮ください。
[HTML消費税変換ツール]を使用したシステムやプログラムを販売、公開されるときはご相談ください。別途ライセンス契約します。
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以上
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